モバイルアプリ分析: 人気アプリの開発者が使う解析ツール

人気アプリを生み出すためには、第1段階として質の高いアプリの開発、第2段階はユーザーの獲得、第3段階はユーザーのエンゲージメントの向上とマネタイズが必要となってくる。

しかし、現状を把握しないことには、ユーザーのエンゲージメントの向上や収益化はできない。

そこで鍵となるのは、アプリ解析ツールである。厳密に言えば、その鍵は何百と存在する。アプリ解析ツールは数多くあるので、その分モバイルアプリの開発者が考慮するべき選択肢も多い。

では、獲得したユーザーのエンゲージメントを適切な形で向上し、ユーザーの行動を把握し、求められているニーズに応え、アプリの収益化をするのに役立つ解析ツールはどれなのか?

2億5千万人のユーザー


この答えを探すため、約2億5千万人のアクティブユーザーを有する230人のアプリ開発者に対し、アプリのデータ追跡方法、また最も役立つツールとそうでないものに関する質問をした。

180万を超えるアプリ


また、私たちはMixRankの協力で、Google PlayとApp Storeから配信される180万を超えるアプリのSDK、評価、ダウンロードデータの入手に成功した。

調査結果:

  1. Google Playは基本的にGoogle Analyticsがマーケットシェアを独占しているが、Google Analyticsをメインの解析ツールとして用いる開発者はたったの3割である。
  2. iOS市場で最も用いられている解析ツールはFlurryだが、Flurryには独自の課題もある。
  3. ほとんどの開発者は、複数の解析ツールを使用している。また成功している開発者ほど、多くの解析ツールを試している。
  4. プラットフォームで人気の解析ツールが、プラットフォームでも同様に人気があるとは限らない。
  5. SNSの活用法。Twitterは深く、Facebookは広く。
  6. 一定のレベルを超えると、好んで解析ツールを自作する開発者も存在する。
  7. 小規模の会社が最高のツールを提供しているケースも存在する。

本レポートから得られるデータ:

  1. 以下の項目において、各プラットフォームのトップ15位にランクインした解析ツール
    ・解析ツールのマーケットシェア
    ・各ツールを使用しているアプリの評価
    ・人気アプリのマーケットシェア
    ・ユーザー評価と、インストールとアインストール率を考慮した混合スコア
  2. Google AnalyticsとFlurry以外のトップ5位に入るいわゆる「小さな巨人」と呼ばれる解析ツールについての詳細
  3. Android市場のマーケットシェアが0.2%のアプリ解析パッケージを、Google Play市場で売上トップ20位以内に入る7つのアプリ、および、iOS市場のトップセールス20位以内に入る8つのアプリが使用しているという事実
  4. マーケットシェアを考慮せず、解析ツールの評価とインストールとアインストール率のみに焦点をおいた際に最高評価を得た解析ツール
  5. 各プラットフォームのトップ20位のアプリが用いている解析エンジン
  6. 開発者の見解
    ・最も見落とされがちなアプリ解析方法
    ・開発者がアプリ解析から一番得たいと考えている情報
    ・アプリ解析ツールの最も重要な機能
    ・安定した開発者のシェアを得られず、最終的にそのシェアを失ってしまう解析ツールの理由
    ・開発者とデータ:開発者はプライバシーを気にしている
    ・スピードは重要、開発者はスピード重視でツールを乗り換える
  7. 重要なKPIとそうでないKPI
  8. 人気アプリの開発者にとって最も重要なKPI
  9. 解析ツールで最も重要な機能