マーケティングテクノロジーの現況: 所有コストと投資収益率

「マーケティングテクノロジーの現況2014年秋」レポート(英語でのみ提供)では、ほとんどの業界でマーケティングテクノロジー(以下「Martech」)がまだ普及しておらず、このセクター全体が「深い溝を越えて」いないことが当社の調査によって示唆された。

これには、さまざまな要因が挙げられる。

  1. 市場における過当競争が、一般的なマーケティング担当者に混乱を招き、選択を難しくした。すべてを組み合わせる必要のあるCMOであれば、なおさらである。
  2. マーケティングテクノロジストが「マーケティングスタック」の作成に使用する多数のツールは、結果として、ベンダーが意図しないツール間の依存性をもたらした。それ以降の影響には、カスタムオーダーによる開発や、ベンダーに対して新たなインテグレーションを含めるよう求めるプレッシャーの高まりなどがあり、いずれもMartechが、より建設的かつ統合的な方法で前進する妨げの一因となっている。
  3. テクノロジーの利便性と知識不足が、営業とマーケティングのプロセスを支援するテクノロジーの使用の採用について障壁をさらに作ることになった。
  4.  TCO(総所有コスト)とROI(投資利益率)に関する知識の不足

ただし、各種のMartech分野全体にわたり、実質的な所有コストやROIのデータが十分に理解されていないことが低い採用率の原因でもある。個別のベンダーが事例を紹介することで、顧客がそのベンダーのテクノロジーを最初に購入する企業ではないという曖昧な安心を得られるが、こうした営業は全体として意思決定者には役に立っていない。

今回の「マーケティングテクノロジーの現況」では、最も人気の高いMartech分野における総所有コストを調べ、それぞれの分野に帰属するROIを示す。

  1. より大きな投資利益をもたらす分野とツールはどれか、また資金の浪費となるものはどれか
  2. 所有に最も費用がかかるものはどれか
  3. 企業の規模に対応する最適なツールはどれか、選択基準から除外すべきものはどれか
  4. 営業とマーケティングの異なる段階でROIのレベルがどのように変化するか

さらに、マーケティングテクノロジー管理への異なるアプローチについても検証する。これには、オンプレミス(自社で用意した設備でソフトウェアなどを導入・利用すること)からクラウドベースのソリューションへの移行に関する知見や、ROIを達成できないマーケティングテクノロジー関連プロジェクトがどれだけあるかを見極める内容が含まれる。

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本レポートから得られる情報

  1. マーケティングテクノロジー製品の使用に関するデータと分析
  2. 営業およびマーケティング担当者の平均給与(従業員レベル別に分類)
  3. 主なMartech分野全体にわたる包括的なTCOの概況
  4. 投資回収期間の詳細分析
  5. 製品および分野別のROI比較
  6. CRM、メールマーケティング、マーケティング自動化の詳細分析
  7. Martech関連のROIを達成できなかった企業の数
  8. 広告チャネルと業界全体のROIに関する詳細分析

本レポートは、四半期毎に発表される「マーケティングテクノロジーの現状」シリーズ4部作のうち第2部である。本レポートは単体でも十分に役立つが、第2部で新たな情報を得ようとする前に第1部を読むことで、さらなる発見やメリットが得られるであろう。

本レポートに使用したデータ

マーケティングテクノロジーを使用するユーザー2,119名を対象に、100品目を超える製品から得られたデータを評価し分析を行った。この分析結果を営業およびマーケティング担当者7,227名の給与情報と組み合わせた。その後、180億件を超える広告インプレッション、オンライン購入額が合計約3億ドルに上る7000万件の広告コンバージョン、Martech製品へのログイン200万回、150万件のウェブサイトから得られたアフィリエイト取引、13の主要マーケティングテクノロジー分野全体の価格データを分析した。

このレポートは、マーケティングテクノロジーのコスト、投資回収、投資収益の現況に関する包括的なレポートである。